【日本通信SIM】スターターパックの使い方、メリットは?

日本通信SIMは、現在の格安SIMのモデル(MVNO)を提唱した日本通信株式会社によって提供されているSIMカードです。

最近、20GBプランの価格を据え置きで、30GBに増量したことで話題になりました。

非キャリア系の格安SIMの中でもコスパが良いと話題に挙がることが多いSIMの一つとなっています。

日本通信SIMの公式Xアカウントでは、ドコモの新プランに釘をさしたりしています。

irumoはdocomoの新料金プランです。

日本通信SIMを使いたいんだけど、オンライン申し込みとは別に、スターターパックっていうやつがあるんだけど、これは何…?

と気になる方もいらっしゃるかも知れません。

本記事では、

  • 日本通信SIMのスターターパックとは何か
  • スターターパックの使い方、契約方法

について、実際に筆者がスターターパックを利用した様子を交えながら解説していきます。

(2023年11月13日追記)
スターターパックの品番がNT-ST-PからNT-ST2-Pに変更となったため、それに伴い商品リンクを貼り直し、記事を一部修正しました。

目次

結論

結論から言えば、スターターパックを利用すると、手数料が400円ほど安くなります。

その一方で、開通までの時間が伸びてしまうというデメリットはあります。

回線の開通まで、そんなに急いでいないという方にはスターターパックがオススメです。

またスターターパックが届いてからの手続きは、慣れていれば10分ほどで終わります。

本記事では、手続きの方法も大変詳しく解説しています。

日本通信SIMのスターターパックとは

まず、日本通信SIMを契約するには2つの方法があります。

  1. 日本通信SIMのホームページから契約する
  2. 本記事で紹介しているスターターパックを利用して契約する

つまりスターターパックは、日本通信SIMを契約するための一つの方法なのです。

日本通信SIMのスターターパックは

  • Amazonや楽天などのオンラインショップ
  • 家電量販店

で販売されています。

また、スターターパック内にはSIMカードそのものは入っておらず、紙ぺら1枚と申し込みコードのみが封入されています。

でも日本通信SIMのホームページから普通に契約できるんだったら、スターターパックをわざわざ買う必要なくない?

確かに、ホームページから日本通信SIMを契約できるから、スターターパックの存在価値は分かりづらいですよね。
ここでは、スターターパックのメリット・デメリットを紹介します。

日本通信SIMスターターパックのメリット

スターターパックのメリットは、日本通信SIMのホームページから契約するよりも少しだけ手数料が安くなるということです。

日本通信SIMのホームページには以下のような記載があります。

初期費用はいくらですか?

初期手数料として3,300円頂戴いたします。(SIMカード・eSIMで初期手数料は同じです。)店頭で「スターターパック」を購入いただいた方は、初期手数料はありません。

日本通信SIM「よくあるご質問

前提として、日本通信SIMの契約に当たっては、事務手数料が3,300円かかります。

しかしスターターパックを購入すると、この事務手数料3,300円が免除となります。

現在、スターターパックはAmazonで2,900円で購入できます(筆者のAmazonでの購入時)。

筆者が購入したときは2,900円でした。

以前は、スターターパックが3,000円を超えている時期もあったようですが、ここ最近のAmazonでの価格は2,900円で落ち着いています。

Amazonでのスターターパックの価格変動

Amazonで2,900円より価格が下がることはあまりなさそうなので、2,900円なら迷わず購入しても良いでしょう。

またAmazonのセール開催時には2,700円近くに値下がりすることがあります。

そのため、手数料が本来3,300円であるところ、スターターパックの2,900円で済むため、実質400円オトクになるのです。

日本通信SIMのスターターパックのメリットは、400円ほど手数料が安くなることです。

また、各ECサイト(Amazonや楽天)のポイントを使えたり、ポイントが貯まったりするのも、一つのメリットになるでしょう。

(2023年11月13日追記)
スターターパックの品番がNT-ST-PからNT-ST2-Pに変更となりましたが、価格はほぼ同一です。

日本通信SIMスターターパックのデメリット

  • 開通までの時間が少しだけ伸びる
  • 一応、申込期限が存在している

まず、スターターパックをAmazonなどで購入すると、どうしても注文から配達までのタイムラグが発生します。

そのため、即申し込みができるオンライン上の申し込みに比べると、やや開通まで時間が伸びてしまいます。

開通をあまり急いでいない人にとっては、スターターパックは魅力的。
ちなみに筆者は、火曜日の17時に注文して、翌日水曜日の朝10時には到着しました。
つまり、注文からたったの17時間後にはスターターパックを受け取れています。

契約時にeSIMではなく、物理SIMを選択する場合、物理SIMの発送までさらに日数を要するため、実質的にはもう少し時間がかかります。

しかし、スターターパックを利用せずにオンライン上での申し込みをしてもかかってしまう時間なので、スターターパックのデメリットとはなりません。

また、スターターパックには申し込み期限が存在しています。

6月中旬に頼んだスターターパックの申込期限は、11月末日となっていました。

日本通信SIMスターターパックの利用期限(申込期限)は、購入からおよそ5ヶ月間と思っておけばオッケーです。

ものすごく長いですが、一応申込期限があります。

スターターパックの使い方・開通方法

ここからは、日本通信SIMのスターターパックの使い方を、写真を交えながら詳しく解説していきます。

Android端末でeSIMを利用して開通しました。環境によっては、多少プロセスが異なります。

スターターパックの中身

スターターパックには、紙ペラが1枚と申込コードのみが入っています。

中身は超シンプル!

紙ペラ1枚
紙ペラの裏には、注意事項などが書いてあります。
そして申込コード

この紙ペラの中に、申し込み用のURLがあるので、QRコードからそのサイトにアクセスします。

アプリ上で日本通信SIMの申し込み開始

QRコードで日本通信SIMの公式ページに行くと、このような内容がありました。

マイナンバーカードで本人確認ができる

日本通信SIMでは、本人確認のために、マイナンバーカードを利用できるようです。

マイナンバーカードを使うと、個人情報がカードから読み取られて、自動的に入力してくれるので便利でした。

マイナンバーカードを本人確認に使うためには、日本通信アプリが必要なので、日本通信アプリをダウンロードします。

日本通信アプリ

日本通信アプリ

Japan Communications Inc.posted withアプリーチ

アプリを開くと、このようなページに。

お申し込みスタートをタップします。

プラン一覧が表示される

そうすると、契約できるプランが一覧で表示されます。

今回は、合理的みんなのプランにしました。

SIMカードの選択

物理SIMかeSIMか選択できます。

今回は便利なeSIMを選択しました。

MNPや申し込み内容の入力

日本通信SIMは、「MNPワンストップ方式」に対応しています。

MNPワンストップとは

2023年5月から開始した仕組み。

今までは携帯回線を乗り換える時に、乗り換え前の会社でMNP手続きをしてからようやく、新しい会社に乗り換えることができました。

しかし、MNPワンストップ方式を利用すると、乗り換え前の会社でわざわざMNP手続きをする必要がなくなりました。

総務省 | 携帯電話ポータルサイト|Q1.電話番号を変えずに乗り換えられるの?より引用

なお、この方式に対応しているのは

  • NTTドコモ
  • ahamo
  • KDDI
  • UQ mobile
  • povo
  • ソフトバンク
  • Y!mobile
  • LINEMO
  • 楽天モバイル
  • 日本通信SIM

です。

4大キャリア以外で対応しているのは、日本通信SIMだけ。
さすが、MVNOの祖というだけあります!

今回は、LINEMOからの乗り換えでしたので、ワンストップ方式を選択してみます。

次に、スターターパックを購入しているかどうかを聞かれます。

「購入していない」を選択すると、初期手数料+スターターパックの価格になるので注意!

オプションをつけるかどうか聞かれます。

今回は、特にいらなかったのでパスしました。

日本通信SIMの利用は初めてだったので、IDもありませんでした。

そのため、IDも新規登録します。

ワンストップMNP手続き

実際にワンストップ方式でMNP手続きを行います。

現在、利用している事業者を選択します。

筆者はLINEMOを選択すると、

自動的にLINEMOのページに遷移します。

LINEMOに登録している4桁の暗証番号を入力して、本人確認をすると、

LINEMOが転出にかかる費用を提示してくれます。

LINEMOは解約手数料などはかかりません。
新規事務手数料が3,000円となっていますが、画面内にある通りあくまでも目安の金額です。
今回は、スターターパックを使っているので、手数料はかかりません。

本人確認

次に本人確認をします。

日本通信SIMアプリを使用すると、マイナンバーカードで本人確認が可能です。

「はい、マイナンバーカードで行う」をタップすると、

マイナンバーカードの読み取り画面に移ります。指示に従って進めると、

マイナンバーカードでの本人確認が一瞬で終わりました!

次に、ついにスターターパックの出番がやってきます。

申込コードの入力欄が出るので、打ち間違いに注意して入力してあげます。

申込コードにはハイフン(-)がありますが、入力時には不要です。

次に本人確認情報を入力します。

しかし、先程マイナンバーカードを利用していたおかげで、名前や住所は入力済みです。

最後に、現在使っている電話の番号を打って終了です。

次に決済情報を入れますが、主なクレジットカードが対応しています。

これで、申込自体は終了です。

MNP転入切り替え

MNPワンストップ方式で申し込んだ場合、自分で転入切り替えをする必要があります。

そのため、最後に転入切り替えをします。

EIDの確認

eSIMを利用する場合、まずは今使っている携帯のEIDという番号を確認する必要があります。

EIDとはeSIMの管理番号で、各スマホごとに異なっています。これにより、スマホとeSIMを紐づけています。

筆者はPixel 7を使っていますが、端末によってEIDの確認方法は大きく異なるので、わからない方は、「機種名 EID 調べ方」と調べてみてください。

Pixelでは、設定を開き、上の検索画面に「eid」と入力します。

「SIMのステータス」をタップすると、このような画面になるので、「SIMステータス(SIMスロット1)」をタップします。

その中に、EIDという項目があり、お使いの端末のEIDを確認することができます。

EIDの入力と転入手続き

日本通信SIMのマイページにログインすると、「ステータス情報」という項目があります。

ここの「EID・MNP情報入力」をタップします。

EIDを入力して、「回線を切り替える/開通する」をタップします。

そうすると、転出元の回線は利用できなくなります(=MNP完了)。

開通手続きのメッセージ

画面上では、開通手続きが完了するまでの時間は1時間以内とありましたが、実際に手続きが完了したのは1分以内でした。

eSIMを端末にダウンロードする

次がついに最後のステップです。

eSIMをスマホにダウンロードする必要があります。

eSIMのダウンロード方法は端末によって異なります。ここでご紹介するのはPixelでの方法です。

公式サイトでのeSIMのセットアップ方法の説明

まず設定を開き、上の検索バーに「SIM」と入力し、SIMカードの設定画面を開きます。

最下部の「追加」をタップします。

下のような画面になるので、「eSIMを使用して番号を追加」をタップします。

写真のような画面になるので、左下の「ヘルプ」をタップします。

ネットワークプロパイダの追加という画面になるので、

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と入力します。

コピペして入力してください!

その後、表示される内容にそって手続きを進めると、

この画面になります。

eSIMのダウンロードには、1分ほどかかったので、気長に待ちましょう。

以上まで進めると、お使いのスマホでスターターパックを利用して、回線を開通させることができます。

記事のまとめ

以上、日本通信SIMのスターターパックの意義や、スターターパックを利用した回線の開通方法について解説してきました。

eSIMは慣れるまでは少し難しいかも知れないけど、慣れると即日開通できて本当に便利!

中古スマホを利用する上で、オススメの回線はこちらの記事にまとめてありますので、合わせてお読みください!

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