中古スマホでオススメなSIM・通信回線はどれ?

中古スマホを使用するにあたってのハードルの1つに、

中古スマホを手に入れたけど、結局どのSIMカード・キャリア回線を選べばいいの…?
格安SIMとか良く分からない…

というスマホの回線についての疑問があると思います。

本記事では、中古スマホを購入した後に大切になる、回線・SIM選びについて、徹底的に解説したいと思います。

回線・SIMはメジャーなものだけでも数十あります。
本記事では、有名・安心な回線に簡潔に絞ることで、迷うこと無く中古スマホを使用できるようになることを心がけています!

目次

そもそも回線・SIMカードって?

中古スマホは、端末を購入するだけで、すぐに外で使えるようになるわけではありません。

一般的なスマホと同じように、回線契約をする必要があります。

外で使わない・Wi-Fiだけで十分という方は、回線契約の必要はありませんが、スマホを外で使うことがない人はほとんどいないでしょう。

また回線契約をしないと、電話機能も利用できません。

まず、どのような回線があるのかを確認してみましょう。

キャリア回線

日本で大手のキャリアとして3大キャリアが存在し、これに楽天モバイルを加えた4つのキャリアのみが自前でモバイル回線をもっています。

  1. ドコモ
  2. au
  3. Softbank
  4. 楽天モバイル

①~③が3大キャリアと言われており、最近は楽天モバイルがここに加わるべく、繋がりやすい帯域を入手するなどして努力をしています。
参考:楽天モバイル「特定基地局開設計画(“プラチナバンド” 700MHz帯割当)の認定について

そのため、日本でスマホ回線を契約する場合、これら4つのうちのどれかの回線を使用する必要があります。

これらの4社の回線をキャリア回線と呼びます。

そして結論としては、楽天モバイルを除いた3キャリアのプランは全くオススメできません。

名前もよく聞くし、安心できるんじゃないの?

確かにとてもメジャーなサービスだけど、価格が相対的に非常に高いです。
今では、もっと安いサービスが沢山出ているのでそちらを使いましょう!

各キャリアの料金

ドコモ、au、ソフトバンクでは、5G回線の容量無制限プランを提供しています。

その価格は下の表の通りです。

キャリアプラン名月額
Softbankメリハリ無制限+7,425円
au使い放題MAX 5G7,238円
docomoeximo データ量無制限7,315円
各キャリアの通信料金

後述しますが、格安プランでは1か月あたり1,000円~3,000円程度で利用できることを踏まえると、非常に高い価格設定になっていますね。

なんで各キャリアの月額料金はここまで高くなってるの?

格安プランに比べて、対面サポートが充実していることなどが理由です。
しかし、よく分からずに契約している人も多いというのが現実ですね…

キャリアの格安プラン

3大キャリアはそれぞれ格安プランを提供しています。

各キャリアの格安プラン

これらの格安プランでは、メインで提供されているプランに比べて、大幅に低価格でサービスが提供されているのが特徴です。

何で格安プランでは低価格でサービスが提供できているの?

様々な方法でコストカットをしているからです。
契約をオンラインのみとして、対面店舗を作らない
余計な割引サービスなどを付けない
ことなどによって、価格を大幅に抑えられています。

中古スマホで価格を抑えたのに、結局スマホの回線代が高いことがあっては本末転倒ですので、回線代を抑えることは非常に大切です。

そして、理由は後述しますが、本記事ではドコモの格安プランであるahamoか、Softbankの格安プランであるLINEMOをオススメしています。

キャリアの格安プランの料金

これらの格安プランの料金についてまとめてみます。

また、楽天モバイルは格安プランを持っていませんが、そもそも楽天モバイルの価格がこれらの格安プランと同価格帯にありますので、同じ表でまとめます。

ahamopovoLINEMO楽天モバイル
月額(税込)2,970円2,700円2,728円3,278円
容量20GB無制限
掲載しているのはあくまでも標準的なプランです

表から分かる通り、各回線の月額料金はほぼ横並びです。

サブキャリア回線

そして、4キャリアのうち、auとSoftbankでは、サブキャリアというものを有しています。

各キャリアのサブキャリア

ドコモは正式にはサブキャリアを有していませんが、格安SIMの多くがドコモの回線を使用しています。

そのため、サブキャリアを新たに設ける必要性が低いのでしょう。

サブキャリアの価格

サブキャリアの価格について、下の表にまとめてみました。

スクロールできます
UQモバイルYモバイル(参考)ahamo
月額(税込)2,728円3,278円2,970円
容量15GB20GB

このように、キャリアの格安プラン(ahamoなど)とほぼ同じような価格になっていますね。

ここまで価格が似ていると、どうやって選べば良いのか分からない…

確かに料金プランってちょっと多すぎますよね。
でも、結局メジャーどころから選ぶのが無難。オススメについては詳述します。

格安SIM回線(MVNO)

そういえば格安SIMとかって聞くけど?

キャリア以外にも色々あって複雑ですよね…
でも格安SIMも実は全て、キャリア回線を使用しています!

格安SIM(MVNO)とは、キャリア以外の会社が運営している回線のことです。

MVNOでは、ドコモ・au・Softbankの回線を間借りして運営しており、その分コストカットを実現しています。

主なサービスとしては、

  • mineo
  • HISmobile
  • IIJmio

などがあります。

格安SIM(MVNO)の主な特徴
  • 自前で回線を持たないので、その分コストカットができており、価格も安い
  • 料金プランが豊富
  • 自前で回線を持たないので、回線が詰まりやすく、速度が遅い

確かに魅力的なプランも少なくないですが、プランの多さ・回線の不安定さから、若干初心者にはオススメしづらい部分もあります…

例えば、筆者は「日本通信SIM」という格安SIMを利用していますが、昼間の若干の速度の低下はやはりあります…

オススメの中古スマホ用の回線は?

結論から言えば、キャリアの格安プランであるahamoかLINEMOをオススメします。

ahamo・LINEMOがオススメな理由

ahamoやLINEMOがオススメな理由は主に3つあります。

1. コスパが優れている

ahamoは月々2,970円、LINEMOは月々2,728円で20GBの容量を利用することができます。

キャリアのメインプランが月々7,000円ほどであることに鑑みれば、コストは大幅に安く済ませられますよね。

また20GBという容量は、外でWi-Fiを使わずに動画を沢山見るといった使い方では心もとないかもしれませんが、一般的な用法であれば必要十分な容量です。

2. 回線品質が安定している

もっと安くて、通信容量(ギガ)が同じくらいの格安SIMもあるけど?

確かにそう!
でも回線速度に難がある場合が多いね

筆者は今まで

  • イオンモバイル
  • NUROモバイル
  • メタバースSIM

など、複数の格安SIM回線を使ってきましたが、基本的には満足していました。

しかし、昼や夕方の回線混雑時に、スマホでの通信があまりにも遅くなり、実用に耐えないという経験をしてきました。

そのため、特に回線選びにあまり慣れていない方には、キャリア回線をそのまま使用しているahamoやLINEMOをオススメしています。

3. 多くの場合端末を選ばずに使える

現在の中古スマホはSIMロックをかけることが原則として禁止されています。

SIMロックとは

特定のSIMカードが差し込まれた場合にのみ動作するよう端末を設定すること

SIMロックについて – 総務省

です。

例えば、SIMロックがかかったドコモのスマホは、SoftbankのSIMカードを利用することができません。

昔とは違い、SIMロックがかかっていないため、仕組み上はどの会社のスマホであっても、自由にSIMカードを使うことができます。

しかし、スマホの対応する回線(バンド)によって、仕様上、通信できないことがあります。

特にauの回線はやや特殊な回線であり、スマホとの相性が悪いというケースがあります。

しかし近年では、3G回線の終了に伴い、auスマホ特有の問題(CDMA2000周りの問題)は、重要ではなくなりつつあります。

そのため、au系の格安プランであるpovoは、中古スマホで利用することはあまりオススメしていません。

ahamoとLINEMOどっちを選べば良い?

両者は値段もサービスもほぼ同一ですので、どちらを選んでも間違いないと思います。

それじゃあちょっと分からない…

という方に向けて、何点か判断ポイントをご紹介します。

購入した中古スマホはどの会社のものか

購入した中古スマホがどの会社のものかによって、オススメなサービスが異なってきます。

上述した通り、ahamoはドコモ、LINEMOはSoftbankのサービスです。

そのため、

  • 購入した中古スマホがドコモのものの場合はahamo
  • 購入した中古スマホがSoftbankのものの場合はLINEMO

を選ぶとよいでしょう。

SIMフリースマホやau製のスマホであれば、どちらでも問題ない場合がほとんどです。

しかし念のために、「端末名 ドコモ」のように、お手持ちの端末がドコモ・Softbankで使えるかどうかは確認しておきましょう。

LINEをよく使うか

LINEMOでは、LINE関わる通信(LINEトークでの写真・動画の送信、LINE電話など)は、容量を消費しないという扱いをしています。
>>LINEギガフリー

そのため、

LINE電話をよく使う!

といった方にはLINEMOのほうが向いています。

キャンペーン内容で選ぶ

ahamo・LINEMOでは大体いつでもキャンペーンを行っていますが、その内容は時期によって異なります。

ここでは2023年2月時点での主なキャンペーンをご紹介します。

結論から言えば、LINEMOのキャンペーンの方がお得になっています。

ahamoのキャンペーン

現時点では、これといっためぼしいキャンペーンは実施されていません。

LINEMOのキャンペーン

LINEMOではahamoより多くのキャンペーンが打たれています。

特に適用しやすいキャンペーンとして、PayPayポイントあげちゃうキャンペーンがあります。

このキャンペーンでは、他社からLINEMOに乗り換えたユーザーに10,000円分の、新たにLINEMOを契約したユーザーに3,000円分のPayPay残高が付与されます。

また不定期で、付与される残高が14,000円になる「フィーバータイム」も開催されます。

まとめ

以上、本記事では中古スマホでオススメなスマホ回線について解説しました。

本記事では、相性やコスパの問題から、ahamo・LINEMOをオススメしています。

せっかく、中古スマホで価格を抑えたのだから、回線の価格にまでこだわりきりましょう!

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