Google Pixel 8aレビュー!Pixel 7に比べたデメリットは?

先日、Google Pixel 8aを購入しました。

Pixel 8aはGoogleスマホのPixel 8シリーズの廉価版で、最も新しい機種となっています。

筆者は購入して2ヶ月ほど利用しましたので、その体験をもとにレビューしていきたいと思います。

目次

結論:Pixel 8aはコスパに優れた良機種

Pixel 8aはコスパに優れた良機種で、どんなニーズがある人にとっても満足できる機種となっています。

メリットデメリット
日常使いで困るポイントが全くないオールラウンダー
スペックの割に低価格
決してハイスペックではなく、重いゲームには向かない
バッテリー持ちが微妙
AI機能は意外と使わない
Pixel 8aのメリット・デメリット

Pixel 8aの基本スペックと新機能

まずは、Pixel 8aの基本的なスペックと新たに追加された機能について確認していきましょう。

今回はBayという名前の青色のPixel 8aを購入しました

Pixel 8aのスペック概要

Pixel 8aのスペックを詳しく見ていきます。

SoC

Pixel 8aには、最新のGoogle Tensor G3プロセッサが搭載されています。

このプロセッサ(SoC)はスマホの脳みそに該当するパーツで、スマホの使用感に大きく影響します。

このプロセッサはPixel 8、8 Proという上位モデルと同じものであり、基本的には十分な処理能力を持っています。

特にデバイス上での機械学習能力に特化しており、消しゴムマジックやGeminiの動作といった、AI機能がデバイス上で上手く動作するように作られています。
参考:Google Tensor G3: Pixel 8 and Pixel 8 Pro’s AI-first processor

一方で、ハイスペックなSoCに比べるとやや見劣りがするという側面もあります。

実際、Antutuというベンチマークの機種別のランキングではGoogle Pixel 8 Proが61位、8aが68位となっています。

Antutuランキング

8 Proが8aより上なのはメモリなどの問題もあるでしょうが、恐らく誤差の範疇です。
その証拠として、Pixel 8は8aより下の70位となっています。

筆者の実機で計測したAntutuスコア

筆者の実機でAntutuベンチマークを計測したところ、670883点となり、公式のスコアより大分低くなりました。
気温が高いことが点数低下に影響していたのだと思われます。

Pixel 8aは決してスペックが低いわけではないのですが、重いゲームには必ずしも向いていません。

重い3Dゲームの代表格の原神を例にとると、FPSは30程度に収まっています。

原神のスクリーンショット。右中央にFPSを表示。31FPSです。
原神のスクリーンショット。右中央にFPSを表示。28FPSです。

スマホで重い3Dゲームをたくさんプレイしたい人にとってはPixel 8aは最適ではないかもしれません…

ストレージ

内蔵ストレージは128GBです。海外では256GBのモデルも提供されていますが、日本では基本的に128GBモデルを使うことになるでしょう。

競合のスマホは256GBのものも多く、128GBはやや心細いかもしれないですね…

例えば容量が大きめなスマホゲームの代表格である原神は約30GB弱あるので、それだけで容量の1/4を使ってしまうことになりますね。

写真・動画はGoogle フォトやAmazon Photosなどクラウドサービスを使うことが前提になりますね…

ディスプレイ

6.1インチのOLEDディスプレイは、フルHD+(1080 x 2400ピクセル)の解像度と120Hzのリフレッシュレートを持ち、非常に鮮明で滑らかな表示を実現します。

リフレッシュレートは可変で、例えばブラウザでニュースを見ているときなど、あまりリフレッシュレートが求められないときは自動的に下がります。

Pixel 8aのディスプレイの大きな弱点として、ベゼルが太いことが挙げられます。

6.1インチディスプレイではありますが、ベゼルが太く、丸角になっているので、表示領域がやや削れれてしまうのが弱点です。

スクショを撮っても、画面上側の左右の角が丸くなっています

カメラ

カメラ性能はそこそこです。

筆者はカメラにすごいこだわりがあるわけではないので、満足です!

スマホのカメラのランキングをつけている海外サイトのDXOMARKでは35位とそれなりの上位に食い込んでいます。

DXOMARKから引用すると、

メリット

  • セグメント内(スマホ)で非常に優れた写真とビデオ体験
  • 高いピーク輝度のおかげで、屋外でも画面が読みやすい
  • 低照度条件でHDR10ビデオを視聴するのに特に適している
  • 正確なブルーライト管理により、視覚的な快適さを提供するディスプレイ

デメリット

  • 角度を変えてディスプレイを見ると色の変動が目立つ
  • ズーム機能が限定的
Google Pixel 8a – DXOMARK

と評価されています。

結局Pixel 8aで写真撮るとどんな感じなの?

いくつか作例を紹介しますね!

作例
昼の屋外。緑と空の青の対比がきちんと映えている。
雨天。緑の細かなところまで見れば再現できていない部分もあるが、及第点か。
やや暗めな環境でも想像以上に表現できている。DXOMARKでも暗所性能が一定評価されている。
より暗い環境を夜景モードで撮影。ライトで照らされている部分がやや白飛びしているが、暗所の再現力は高い。
手前の看板に焦点を当てて撮影。奥の看板が再現しきれていないように見える

明るいところでの写真はどのスマホで撮ってももう変わりませんね
暗所で差がつくと思いますが、Pixel 8aは夜景モードを搭載しており、暗所でも及第点かと思います。

Pixel 8aに新たに追加された機能

Pixel 8a(Pixel 8シリーズ)で新たに追加された機能についてまとめていきます!

主な新機能は

  1. AI機能の強化
  2. 顔認証がより便利に

となっています。

AI機能の強化

今までのPixelのAシリーズ(廉価版)では非対応のAI機能も多かったですが、Pixel 8aではPixel 8・8 Proが対応しているAI機能を利用することが可能です。

写真編集に関して、今までのPixelでも利用できた消しゴムマジックに加え、編集マジックベストテイク機能が利用可能になっています。

写真編集例をご紹介します!

こちらの写真を編集して…
画面右下のポールを消して、空をサンセットの状態に設定しました

他にも、

一蘭のラーメンのチャーシューを
ちょっと大きくしてみたり
湖の白鳥を
怪物サイズにしてみたり

とできますが、正直なところあまり使わないかもしれません…

どうしてもSNSにあげたりするには違和感があるんですよね…
消しゴムマジックは、写真によってはよく消えるので、SNSにも使えるかも!

他にもGoogleが作った生成AIであるGeminiを搭載しています。

Geminiを使うと、例えばPixelで閲覧している記事について質問できます。

ブログ記事でGeminiに質問をしてみると…
記事の内容を簡単に要約して教えてくれます

Pixelで使えるのはGemeiniの無料版で、より賢い有料版(Advanced)を利用するには追加で課金する必要があります

課金すれば、PixelでもGemini Advancedを利用できます
余談ですが、Chat GPTの方が賢くて、間違いも少ない気がしているので、おそらく継続使用しないです…

顔認証がより便利に

個人的に嬉しいのが顔認証の進化です。

Pixelって前から顔認証なかったっけ?

確かに顔認証自体はあったんですが、諸々の本人確認にも使えるようになりました!

Pixel 7シリーズまでは、顔認証はロック解除にしか使えませんでした。

しかしPixel 8シリーズからは、機械学習機能が改良されたことにより本人確認や支払い確認にも顔認証が使えるようになりました。
参考:顔認証で Google Pixel のロックを解除する – Google Pixel ヘルプ

例えば、三井住友銀行のアプリのログインには今まで指紋認証が必要でしたが、Pixel 8aでは顔認証でログインすることができます。

指紋認証はどうしても時間がかかるから、顔だけでパッとログインできるのは超便利!

Pixel 8a使用感

以上Pixel 8aのスペックを紹介してきましたが、ここからは筆者が実際にPixel 8aを使って感じたことを書いていきます。

メリットデメリット
日常使いで困るポイントが全くないオールラウンダー
スペックの割に低価格
決してハイスペックではなく、重いゲームには向かない
バッテリー持ちが微妙
AI機能は意外と使わない
Pixel 8aのメリット・デメリット

良いポイント

まずはPixel 8aの良いポイントを説明していきます。

メリットデメリット
日常使いで困るポイントが全くないオールラウンダー
スペックの割に低価格
決してハイスペックではなく、重いゲームには向かない
バッテリー持ちが微妙
AI機能は意外と使わない
Pixel 8aのメリット・デメリット

日常使いで困るポイントが全くないオールラウンダー

Pixel 8aの強みはここに尽きます。

Pixel 8aは日常使いで困るポイントが全くないほど優秀で、完成されたスマホだなと感じます。

スペックも普段使いのために十分で、動作もサクサクです。

画面リフレッシュレートは120Hzと高く、画面を見ていて疲れづらいです。

Pixel 8aはこれ以上何も必要ないと感じられる超良機種です!

スペックの割に低価格

このように十分なスペックを備えているPixel 8aですが、価格も72,600円と比較的抑えめです。

え、7万円超え?ちょっと高くない…?

定価のままで買うとちょっと高いかもしれませんが、安く買う方法があります!

Pixel 8aを安く買う方法はこちらの記事を御覧ください!

悪いポイント

  • 決してハイスペックではなく、重いゲームには向かない
  • バッテリー持ちが微妙
  • AI機能は意外と使わない

決してハイスペックではなく、重いゲームには向かない

Pixel 8aのスペック概要でも触れましたが、Pixel 8aは決してハイスペック機種ではありません。

そのため、重いゲームをやろうとすると動作が重いと感じる人もいるかもしれません。

筆者はあんまりゲームやらないので気になりませんが…

バッテリー持ちが微妙

筆者としては意外と気になるポイントがバッテリー持ちです。

仕事がある日は、1日の途中で充電することなく使えますが、外出してスマホをゴリゴリ使う日では、バッテリーがギリギリになることがあります。

バッテリーが気になる日は、バッテリーセーバーモードを活用しています。
バッテリーセーバーを使えば外出日でも1日持ちますね~

AI機能は意外と使わない

Pixel 8aの売り文句であるAI機能(写真撮影やGeminiなど)ですが、ぶっちゃけそこまで使いません…

消しゴムマジックとか意外と動作に時間かかるんですよね…
写真から物を消す機会もあんまりないし…

生成AIも、個人的な趣味でGeminiよりChat GPTを使う事が多いので、Gemini搭載もそこまでは使っていないですね…

Pixel 8aを安く買う方法

Pixel 8aは超良機種ですが、定価で買うとやや高くなってしまいます。

Pixel 8aを安く買う方法は、こちらの記事をご覧ください!

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