先日、にこスマという中古スマホ販売サイトでGalaxy S10+(SC-04L)を34,000円で購入しました。
SC-04Lはドコモ版のS10+です。
SIMフリー版やau版のS10+では、本記事と一部機能が異なる部分があります。
Galaxy S10+は2019年に発売されたスマホですが、結論から言えば、2023年現在も十分現役レベルの端末で、Androidの中古スマホの第一候補になると思います。
本記事では、中古スマホとして購入したGalaxy S10+の詳細レビューをしていきます!
中古スマホを選んだ理由や、中古スマホ販売サイトである「にこスマ」のレビューや口コミについては、こちらの記事も合わせてお読みください。
結論:Galaxy S10+は2022年でも十分現役な良端末
まず、Galaxy S10+のメリット・デメリットを一覧にまとめます。
- 手にフィットし、表示領域も大きくジャストサイズ
- 2023年現在の端末に引けを取らない高い端末性能
- Galaxy製品特有の細かいところに手が届く洗練された操作感
- 発色がキレイなディスプレイ
- 顔認証・指紋認証の両方に対応で両者とも精度は十分
- おサイフケータイ・モバイルSuicaに対応
- 中古端末は30,000円ほどと非常に安い
- 電源ボタンの位置が高すぎる
- Bixbyボタンの使い道が無い
- ディスプレイのエッジが湾曲しており指が引っかかる
- 画面のリフレッシュレートは60Hz止まり
細かな不満はありますが、全体としては2023年現在でも非常に満足度の高い良端末です。
Galaxy S10+のレビュー・使用感
Galaxy S10+を実際に使ってみて感じたことをご紹介します。
総評:S10+は中古スマホとしてオススメ
発売から3年経った2022年に、Galaxy S10+を実際に使ってみて感じたのは、
中途半端な新作スマホ買うくらいなら、中古のGalaxy S10+を買うべき!
ということです。
SoC(スマホの脳みそに当たる部分)はSnapdragon 855という、数世代前のものを使っていますが、ブラウジングやゲームなどの普段使いには全く問題がありません。
またカメラ性能も現行の端末に引けを取りません。
S10+のように、インカメラ(自撮りカメラ)でデュアルカメラまで搭載している端末は今でもほとんどありません。
総合的に満足感も高く、使っていて困る点が特に見当たらない端末です。
ベンチマーク:Antutuスコアは52万
実機でAntutuのVersion9.4.3のスコアを測定しました。
上の画像の通り、Galaxy S10+のAntutuスコアは521145点でした。
Antutuの公式サイトでは492327点となっていたので、大体50万点前後に落ち着くと思われます。
ガルマックスでは、総合スコアが50万点を超えていると「ヌルヌル、動作に不満なし」と位置付けています。
実際に筆者もS10+を使用していて、カクつきなどを感じたことはありません。
端末のサイズ:持ち心地・サイズ感はピッタリ
S10+はやや縦長の端末です。
しかし横幅は7.4cmに抑えられており、手で握りやすい印象を受けます。
また縦長ですので、表示領域が大きく、一気に多くの情報を得ることが出来ます。
また、重量は175gです。実際に持ってみると、他のスマートフォンに比べて軽くて持ちやすいです。
スマホの重量は使い心地に直結するから、これは大きなメリット!
比較のために1つ例をあげると、iPhoneの最上位機種であるiPhone 13 Pro Maxは238gです。
iPhone 13 Pro Maxの約70%ほどの重量しかないと考えると、大きな優位点ですね。
イヤホンジャック搭載
本体の下面には
- スピーカー
- マイク
- USB Type-Cの充電口
- イヤホンジャック
が搭載されています。
今どきの機種はイヤホンジャックが無いことが多いので、有線イヤホンを使っている人からしたら、超便利。
ボタン配置:電源ボタンとBixbyボタンの位置はイマイチ
上述の通り、端末の持ち心地は完璧ですが、各種物理ボタンの位置がイマイチです。
電源ボタンの位置が高すぎる
電源ボタンが何故か端末の相当上の方に付いています。
親指が届きづらく、小さな不満が溜まります。
もうちょっと下に付けてくれれば、押しやすくなったのですが…
Bixbyボタンが電源ボタンを押しやっている
Bixbyボタンは、Galaxy特有のボタンです。
特定のアプリをワンタッチで開くことができますが、実際に使う機会はほぼ皆無です(便利な使い方もあるのかもしれませんが…)
実際、GalaxyS20などの新機種にはBixByボタンは搭載されていません。
そのような利用頻度が限られるBixbyボタンが端末左側面の好立地を独占しています。
音量ボタンとBixbyボタンの位置を入れ替えるだけで、満足度はもっと上がっただろうに…
Bixbyボタンを使ってほしいというエゴが出てしまっていますね…
バッテリー持ち:可もなく不可もなく
バッテリー持ちは可もなく不可もない程度だと感じました。
3日間何もせずに放置したところ、90%→65%まで減少したので、何もしない場合1日に10%弱バッテリーを消耗するようです。
また、Youtubeを最大輝度で垂れ流しにする実験をした所、ちょうど1時間で10%消費しました。
明るさを暗くしたりすることで、もっと長い時間動画を見れると思われます。
ディスプレイ:発色がキレイ
S10+は有機ELディスプレイを採用しています。
有機ELのお陰で、ディスプレイの発色がキレイだなと感じます。
色の濃淡もよく出ていますし、彩度も良好です。
またベゼル幅も非常に狭く、画面への没入感が大きく感じられます。
画面の右上のパンチホールがちょっと気になるな~
個人的には使ってるうちに慣れてきて、何も気にならなくなりました。
解像度も選択可能
S10+では、画質を
- HD+
- FHD+
- WQHD+
の3種類から選ぶことができます。
画質が上がるにつれ、電池の消費量も増えていきますので、画質を重視するか否かで選択すると良いでしょう。
個人的にはFHD+からWQHD+にしても、それほど違いを感じませんでした。
そのため、普段はFHD+にして利用しています。
またS10+は2019年の端末なので仕方ないですが、リフレッシュレートは60Hzまでです。
最新機種では90Hzや120Hzの端末も珍しくないので、既に高リフレッシュレートの端末を利用している人は少し気になるかもしれません。
いつも90Hzのスマホを見慣れている状態で、S10+の60Hzの画面を見ると、最初はやや違和感がありました。
でも1時間も触っていると、すぐ目が慣れてきます。
カメラはそれなりにキレイ
Galaxy S10+のカメラは、それなりにキレイに写真を撮ることが出来ます。
特に食事の写真はキレイに撮れている印象を受けます。
DXOMARKの評価
スマートフォンのカメラの画質や、スピーカーの音質を評価するサイト「DXOMARK」によると、S10+のカメラのスコアは113点でした(DXOMARK公式サイト)。
ちなみに自撮りカメラのスコアは96点で、スマートフォン全体で上位32位にランクインしています(DXOMARK公式サイト)。
DXOMARK的には、外カメラの評価はそこそこ。
一方で、自撮りカメラの評価は非常に高くなっています。さすが自撮りカメラにデュアルカメラを搭載しているだけありますね。
作例
筆者は普段写真をあまり撮りませんが、S10+を使って何枚か写真を撮ってみました。
歌舞伎町
明るい写真は結構キレイ。細かいところもそれなりに映っているし、空の青色もいい塩梅。
鳳仙花のラーメン
スープの色合いが、割と現物そのままで映っています。
肉やネギの色の発色もキレイ。
ちなみに写真に映っている鳳仙花のラーメンはとても美味しいので、超オススメです。
カメラは食事モード搭載
S10+は食事モードという機能を搭載しています。
このモードで写真を撮ると…
周囲を程よくボカし、食事にカメラのフォーカスをあてることが出来ます。
ズーム機能
S10+のカメラは、0.5倍(広角レンズ)~10倍まで撮影が可能です。
同じ場所を異なる倍率で撮影してみました。
0.5倍と1倍を比較すると、広角カメラの視野の広さがよく分かりますね。
S10+は光学レンズで、2倍まで劣化なしでズームが可能です。
最大10倍のズームが可能なのは、2倍のズームをデジタル処理で更に5倍ズームして、2×5=10としているからです。
作例の通り、さすがに10倍ズームとなると、写真の粗が目立ちます。
操作感はGalaxyらしく洗練されている
Galaxyは素のAndroidにチューニングを施し、独自機能をふんだんに搭載しています。
これは好みの分かれるところですが、個人的には、素のAndroidにはないような機能が多くてかゆいところに手が届く良い機能が多いなと感じます。
ここではそのような機能のうち、いくつか紹介していきます。
モーション・ジェスチャー
タップで画面をONにしたり、ダブルタップで画面をOFFにしたりできます。
閲覧中は画面を常にONという機能も面白いですよね
カメラがずっとONなのが気になるので使ってはいませんが…
Bixby Routines
Bixby Routinesは、決まった操作を自動的に実行してくれる機能です。
例えば、「家から出る時に音量をミュートにする」「帰ってきたらWifiをONにする」などといったことができます。
決まった行動をする方にとっては有効な機能ですね。
片手モード
Galaxy S10+は持ちやすいサイズ感とはなっていますが、満員電車などで片手しか使えない場合など、画面の上方にアクセスするのが難しいことがあるかもしれません。
そのようなときは、簡単なジェスチャー操作をするだけで片手モードをONにすることができます。
片手モードのサイズや位置などは自由に調節することが出来ます。
エッジパネル
S10+は画面上にエッジがありますが、エッジ上にパネルを設置することが可能です。
写真のようにエッジにある薄いパネルを横に引っ張ると…
上の写真のように、よく使うアプリ・お気に入りのアプリが入れられるパネルが表示されます。
一見便利な機能だけど、戻るボタンと干渉するのが気になる人はいるかもしれない…!
ロック解除:指紋認証・顔認証共に精度は良好
S10+には指紋認証と顔認証が搭載されています。
発売当初は指紋認証の精度がイマイチだったそうですが、アップデートを通じて全く問題ない水準まで到達しています。
顔認証も、顔を認識した瞬間に解除される感覚で、突っかかりを一切感じないです。
ロック解除については全く不満が無いです。
おサイフケータイ:対応
S10+はFelicaを搭載しており、おサイフケータイに対応しています。
Google PayでQUICPayを通じて楽天カードを利用することが出来ますし、
モバイルSuicaにも対応しています。
Galaxy S10+ 総括
以上見てきた通り、Galaxy S10+は全体的に満足できる造りになっており、2022年現在でも全く問題なく利用できます。
また中古であっても現役で使えますし、価格も3万円ちょっとと非常に安価なので、メイン端末としても活躍することを十分期待できます。
筆者はにこスマという中古スマホ販売サイトを利用しました。
Aランクという最も質の良いランクの製品であれば新品同様の状態で届くので、大変オススメです。
実際に、にこスマを利用したときのレビュー記事はこちらから!
また、オススメの中古Androidスマホが知りたい方は、こちらの記事も必読です。
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