先日、イオシスという中古スマホ販売サイトでGalaxy A22 5Gをわずか12,800円で購入しました。
Galaxy A22 5G(以下A22)は2021年12月に発売された比較的新しいモデルです。
一方で、定価が22,000円という破格の安さになっており、Galaxyのエントリーモデルとして位置づけられています。
結論から言えば、A22は非常にコスパの良い端末ですが、サクサクした動作をスマホに求める人にとっては、少し不足を感じるかもしれません。
以下、本記事ではA22の使用感などをレビューしていきます。
また、A22を購入した「イオシス」のレビューについては、こちらの記事をご覧ください。
業界最大手の1つということもあり、非常に安心して使えるサービスでした。
結論:A22はとにかく安いが、ハイスペックを求めてはいけない
まず、A22のメリット・デメリットを一覧にします。
- きちんと使えるスマホなのに、12,800円で買えてしまう
- 手にフィットする丁度よい大きさ
- 4,000mAhの大容量バッテリー搭載
- おサイフケータイや防水防塵・5Gにしっかり対応
- 今時にしては珍しく、イヤホンジャック搭載
- 動作がサクサクとは言えない
- 指紋認証を搭載していない
- 顔認証の精度があまり良くない
- カメラの性能はそこそこ
Galaxy A22が向いている人・向いていない人
- 3Dゲームや動画編集といった重い処理をしない人
- スマホにサクサクとした動作を求めていない人
- スマホはとにかく安い方が良い人
- スマホが2万円を越えていても良いから、サクサクしていて欲しい人
- スマホのカメラにそれなりの性能を求める人
- 指紋認証が欲しい人
Galaxy A22のレビュー・使用感
A22の様々な点について、詳しくレビューしていきます。
総評:A22は普通に使えるが、あくまでもエントリーモデル
A22は普段使いする分には、何も問題ありません。
TwitterなどのSNSも普通に見れますし、軽めのゲームであれば問題なく動きます。
また4,000mAhの大容量バッテリーを搭載しているおかげで、電池持ちは非常に良いです。
その一方で、ハイエンドモデルのような滑らかさは感じられません。
3年前に発売されたGalaxy S10+と比較しても、全体的に動作がゆっくりです。
Galaxy S10+のレビューはこちらから。
>>Galaxy S10+は2022年でも現役!
最近のハイエンドスマホは、当たり前のように90Hz~120Hzのハイリフレッシュレートに対応していますが、A22は60Hzまでしか対応していないことも一因かもしれません。
外観:手で持ちやすいサイズ・重量感
A22は非常に良いサイズ感です。
ケース
A22はこのような外箱に入っています。
外箱は紙製で決して高級感があるわけではないけど、外箱としての機能は十分果たしているので何も気にならないです。
端末の上にかかっている箱を取ると本体が出てきます。
本体の写真
画面右側には電源ボタンと音量ボタンがあります。
電源ボタンが下、音量ボタンが上にあります。
よく利用する電源ボタンが親指の届きやすい範囲にあるのは、良い配置!
画面下部には、左から
- スピーカー
- USB-C差し込み口
- マイク
があります。
スピーカーはモノラルです。
大音量を出すと少し音割れするなど、その性能にはあまり期待できません。
音質にこだわるならイヤホンや外部スピーカーなどを利用した方がいいかも…
画面上部には
- マイク
- イヤホンジャック
があります。
有線イヤホンに対応しているのはメリットですね。
画面左部にはSDカード・SIMカード差し込み口があります。
サイズ感
筆者は比較的手の大きい方ですが、フィット感は抜群です。
最近のスマホはやや大きすぎるきらいがあるので、こういった小型スマホも良いかも!
ベンチマーク:価格相応のスコア
Antutu(Version 9)でのスコアは287,739点でした。
ガルマックスによれば、スコアが25~35万点であれば、「軽いゲームくらいなら」動くレベルだそうです。
実際に筆者がA22を使った所、若干重めのゲームでもそれなりに動いた印象を受けましたが、あくまでも軽めのゲームをメインに考えるのが良いと思います。
また、ベンチマークを回してもCPU温度は30℃ちょっとまでしか上がりませんでした。
発熱は大分抑えられている印象を受けました。
操作感:ちょくちょく引っかかりを感じる
操作感はハイエンド機種ほどヌルヌルではありませんが、通常使いには全く問題がない程度です。
また筆者は普段90Hzの画面に見慣れているので、A22の60Hzの画面に若干違和感を覚えました。
Twitterのスクロール
あくまでも動画ですが、イメージとしてTwitterでスクロールしている様子をご覧ください。
たまに突っかかることもあったけど、大きな問題はありませんでした!
3Dゲームをプレイ
アスファルト9を高画質でプレイしても、動画の通り特にカクつきは見られませんでした。
それなりの重さの3Dゲームならできそう!
また、アスファルトを20分以上プレイしても、CPUが40℃に到達することは無く、発熱が少ないなという印象を受けました。
バッテリー持ち:電池持ちが抜群に良い
A22はエントリーモデルであるのにも関わらず、4,000mAhという大容量バッテリーを搭載しています。
Galaxyの最新モデルであるS22ですら、3,700mAhしか搭載していないことからも、A22のバッテリーの大きさが分かると思います。
もっとも、S22のようなハイエンド端末は、バッテリーを入れ込む余地が無いだけなのかも!
1日放置しても10%も減らない
試しに、残量25%の状態から1日間放置してみたところ、18%までしか減りませんでした。
つまり1日で10%も減らない計算になりますので、単純に考えると、全くスマホに手を付けない場合、10日以上バッテリーが持つことになります。
Youtubeは70分で10%消費
Youtubeを全画面表示でつけっぱなしにする実験をしてみました。
画面の明るさは自動調整で、一般的な昼の部屋で利用しました。
実験の結果、バッテリーを10%消費するのにかかった時間は、なんと73分でした。
Youtubeの連続再生可能時間は12時間ほどになりそうです。
Pixelの新しい機種に比べても、負けず劣らずの結果に!(ソース)
ディスプレイ:鮮やかでキレイだが、明るさ調整がやや苦手
決してディスプレイの専門家ではないのですが、素人目に見れば発色が十分綺麗だと感じました。
どちらかと言えば、左右のベゼルがそれぞれ1.5mmほどあることで、没入感が下がることのほうが気になりました。
自動明るさ調整がイマイチ
外の明るさに応じて画面の明るさを調整する、自動明るさ調整の機能がやや気になりました。
概ね外の明るさに合わせてくれるのですが、やや調整幅が大きく、少し外が暗いだけなのにガクッと画面を暗くしたり、逆に外はそれほど明るくないのに急に画面を明るくしたりするケースがありました。
その度に手動で明るさを調整する必要があったのが、難点でした。
こればかりは、自分が気にしすぎなのかもしれないけれど…
カメラ:期待しない方が良い
カメラの画質は、それほど良くありませんでした。
A22はズーム機能を搭載していますが、物理的にズームをしているわけではなく、デジタルズームをしているので、画質は良くないです。
またナイトモードも搭載しています。
光量が多い場面では特に気になりませんが、夜間など暗い場面ではノイズが目立ちます。
カメラ機能を重視している人は、A22を購入するのは避けるのが賢明です。
ロック解除:顔認証の精度はイマイチ
A22は顔認証のみに対応しており、指紋認証は搭載していません。
2022年10月下旬発売の後継機種、A23は指紋認証を搭載しました。
指紋認証が欲しい人は、A23の方が向いているかも知れません。
肝心の顔認証ですが、精度はイマイチです。
十分に明るくて、顔がキチンと認識できる場面では、スムーズに顔認証が可能です。
一方で、夕方くらいのやや暗めの明るさの下では、顔認証の精度がガクンと下がります。
当然、夜の暗い部屋などでは顔認証ができません。
また当然ですが、マスク着用時は顔認証が全く利用できません。
マスクをした状態での顔認証も非対応なので、顔認証は使える場面が大分限られてしまうかも。
おサイフケータイ:問題なく対応
エントリーモデルであるにも関わらず、おサイフケータイに対応しています。
モバイルSuicaやiDといった便利な機能を利用することが出来ます。
5Gにも対応
名前に「5G」と冠していることからも分かる通り、A22は5Gに対応しています。
実際に通信していると、下のスクショのように5Gマークが表示されます。
現時点では、5Gの恩恵をフルスペックで受けられる場所・環境は決して多くはありませんが、今後5Gが拡大していくこと自体は確かなので、この価格で5Gに対応してくれることは確実にメリットと言えそうですね。
Galaxy A22についてまとめ
以上、A22のレビューをしてきました。
まとめると、A22は値段相応の使用感だが、普段使いには十分なレベルと言えそうです。
「スマホは価格重視で、それなりに使用できれば十分!」という人にはピッタリの1台です。
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