【2024年】iPhone SE(第2世代)はいつまで使える?

iPhone SE(第2世代)は中古スマホとして、非常に人気のある機種です。

しかしiPhone SE(第2世代)は、2020年4月発売の機種であり、2023年現在では、「一体いつまで使い続けることができるのか」と気になっている方もいると思います。

本記事では、iPhone SE(第2世代)が

  • 2023年現在でも使えるのか
  • いつまで使い続けることができるのか

を様々なポイントから解説していきます。

目次

【結論】iPhone SE(第2世代)は2025年頃まで使える

結論から言えば、iPhone SE(第2世代)は2025年頃までは使い続けることができます。

しかし、ハイスペックな機能や、最新のアップデートを求める方にとっては、すでにスペックが物足りなくなっており、iPhone SE(第3世代)など、他のiPhoneを選択した方がよいです。

iPhone SE(第2世代)のサポートはいつまで?

まずはiPhone SE(第2世代)のサポート期間について確認してみましょう。

iPhoneのサポート期間と一口に言っても、実際には

  • OSのバージョンアップ期間
  • 修理受付期間

の二種類の期間が存在しているので、それぞれのサポート期間について解説していきます。

OSのバージョンアップ期間

iPhone SE(第2世代)を使い続ける上で大きな問題となるのは、OSのバージョンアップがいつまで行われるのかという点です。

OSのバージョンアップがされない場合、

  • iPhoneの新機能に対応しない
  • 新たな脆弱性(ウイルス等が侵入する危険)が発見されても修正されない
  • アプリ側で古いOSの対応を打ち切る(アプリが使えなくなる)

といった不便が生じます。

つまりOSのバージョンアップがされないiPhoneを使い続けるのは、セキュリティー上の観点からも、実用性の観点からも好ましくありません。

しかしAppleは、OSのバージョンアップの期間について明言していません。

そのため、今までのiPhoneのバージョンアップ期間から推察するしかありませんが、概ね5年が目安となっています。

機種名サポート期間
iPhone 3G2年
iPhone 44年
iPhone 55年
iPhone 6
iPhone 76年
iPhone 8
iPhone X
すでにOSのバージョンアップサポートが打ち切られたiPhoneのサポート期間一覧

最近の機種でいえば、iPhone 6sシリーズは最も長くて7年、2023年9月にアップデートを打ち切られたiPhone Xは6年となっています。

iPhone SE(第2世代)は2020年4月24日に発売されたことを踏まえると、OSのアップデートサポート期間は2026年春頃になると予想されます。

修理受付期間

OSのサポート期間とは別に、iPhoneには修理を受け付けられる期間も決められています。

Appleが販売店への供給を停止した日から5年以上7年以下経過した製品はビンテージ製品とみなされ、多くの地域では修理の対象外となります。
参考:保証期限の切れた Apple 製品の修理サービスを受ける – Apple サポート (日本)

フランスで購入したApple製品は、より長い期間保証を受けられる制度があります。

日本ではビンテージ製品は修理の対象となっていないため、原則として修理を受けることができません。

しかし例外的に、Appleに修理部品の在庫がある場合、修理を受け付けてもらえることもあります。

しかし、ビンテージ製品の修理受付はあくまでも例外的な位置づけ。基本的には修理できないものと思っておくと吉。

なお、販売店への供給を停止した日から7年以上経過すると、オブソリート製品となり、修理を一切受け付けてもらえなくなります

iPhone SE(第2世代)は2022年3月にApple Storeでの販売が終了しました。

つまり、iPhone SE(第2世代)のApple公式の修理期間は2027年頃に終了する見込みとなっています。

しかし前述した通り、iPhone SE(第2世代)はOSのサポート期間が2026年頃に終了する見込みです。

そのためiPhone SE(第2世代)では、OSのサポート期間の方が早く終了し、修理受付の締め切りによって困るような事態にはならないと考えられます。

iPhone SE(第2世代)のスペックは十分?

iPhone SE(第2世代)のサポート期間について確認してきました。

iPhone SE(第2世代)は2026年夏頃まで、サポートの対象になるんだね。

しかしサポートがされていても、動きがモサモサして、キチンとスマホとしての役割を果たしていなければ何の意味もありません。

ここからは、iPhone SE(第2世代)をスペックの観点から、使い続けることができるのか検討してみましょう。

項目数値今でも十分か
容量64GB/
128GB/
256GB
重量148g
チップA13 Bionic
メモリ3GB
外カメラ12MP広角カメラのみ
指紋認証対応
(Touch ID)
5G非対応
バッテリービデオ最大13時間
iPhone SE(第2世代)のスペックの一部抜粋
公式サイトから作成

iPhone SE(第2世代)のスペック(抜粋)は上のようになっています。

特に重要なポイントについて、いくつか解説していきます。

チップ

チップとは、スマホの脳みそに該当する部分で、iPhoneの使い心地に直結する部分です。

iPhone SE(第2世代)ではA13 Bionicチップと呼ばれるチップを搭載しています。

2022年に発売されたiPhone 14 ProにはA16 Bionicが搭載されており、それに比べると3世代前のチップとなっています。

また、iPhone SE(第2世代)の後継機種であるiPhone SE(第3世代)にはA15 Bionicチップが搭載されています。

A15チップは、A13チップに比べてマルチコア性能が2.1倍高く(Geekbench 5)、iPhone SE(第2世代)はチップの性能が見劣りしてしまうのは事実でしょう。

しかしA13チップでもスペック不足というわけではなく、PUBGモバイルといった3Dゲームであっても、問題なく動作します。

iPhone SE(第2世代)に搭載されているA13チップがダメというより、新しいA15、A16チップが高性能であると考えた方がよいでしょう。

メモリ

メモリが少ないと、アプリを切り替えた際に、1からの起動(タイトル画面に戻ってしまう)になってしまいます。

そのため、メモリは多ければ多いだけ良いとされています。

iPhone SE(第2世代)はメモリを3GB積んでいます。

一般的に、最近のスマホであれば4GB欲しいとされているところなので、ややメモリ不足であるという印象は拭えません。

実際、2022年発売のiPhone 14シリーズは、どの端末であっても6GBのメモリを搭載しており、iPhone SEの後継機種である第3世代でも、4GBのメモリを積んでいます。

メモリ不足が致命的な使い勝手の悪さにつながるといったことはありません
しかし、日々のちょっとしたストレスにつながる要素ではあるので、3GBはやや物足りないという人もいるかもしれません。

外カメラ

iPhone SE(第2世代)は12MP広角カメラを1つだけ搭載しています。

iPhone 14がメインと超広角の2つのカメラ、iPhone 14 Proがメイン・超広角・望遠の3つのカメラを搭載していることと比較すると見劣りする部分ではあります。

しかし、チップの話と同様に、iPhone 14シリーズのカメラの性能が高いというだけで、iPhone SE(第2世代)のカメラが決して低性能というわけではありません。

実際に、スマートフォンのカメラを独自に採点しているDXOMARKでは、iPhone SE(第2世代)に103点を付けており、特にオートフォーカス機能については以下のように評しています。

Autofocus performance remains one of the device’s best attributes, where the iPhone SE (2020) achieves close to the top score thanks to its fast, accurate, and repeatable focusing in all conditions.

(訳)
iPhone SE(第2世代)のオートフォーカスは依然、非常に高い性能を誇っています。高速で正確、かつ安定しているため、ほぼ最高のスコアを獲得しています。

DXOMARK

一方で、暗所でのノイズが多いことも指摘されており、iPhone SE(第2世代)のカメラの最大の弱点であるとしています。

カメラに強いこだわりがある人にとってはイマイチかもしれませんが、一般的な用途であれば特に問題はないでしょう。

5G対応

5Gの整備は日に日に進んでおり、街中でも5Gを掴むことが多くなって、その重要性は向上しつつあります。

しかし、iPhone SE(第2世代)は5Gに対応していません。

後継機種であるiPhone SE(第3世代)は5Gに対応しているということを踏まえると、弱点の1つであると言っても良いでしょう。

iPhone SE(第2世代)の発売当初(2020年)では5Gがそれほど浸透していなかったので致し方ないポイントではあります…

バッテリー

Appleは、iPhone SE(第2世代)は最大でビデオを13時間再生できると説明しています。

後継機種のiPhone SE(第3世代)では、最大15時間に改善しています。

一方で、SEシリーズではないiPhone 14は最大20時間の再生時間となっており、iPhone SEシリーズはバッテリーにやや難があるということが分かります。

SEシリーズは本体が小さく、バッテリー容量が小さくなってしまうという宿命を背負っています。
しかしその反面、たった148gという、近年のスマホには見られない軽さも誇っており、トレードオフの関係となっています。
バッテリーを重視するか、重量を重視するか、人によって異なるポイントでしょう。

iPhone SE(第2世代)で良い人・ダメな人

iPhone SE(第2世代)のサポート期間やスペックを踏まえて、iPhone SE(第2世代)でも十分な人と、そうではない人について解説していきます。

iPhone SE(第2世代)でも良い人

こんな人におすすめ
  • iPhoneでそこまで重い作業はしない人
  • 外出先で長い時間iPhoneを使わない人
  • 少しでも購入価格を抑えたい人
  • 子供用やサブスマホとして使おうと考えている人

iPhone SE(第2世代)の特徴として、コンパクトで、新機種に比べるとスペックが抑え目であるという点が挙げられます。

そのため、iPhoneのライトユーザーに比較的おすすめできます。

また、スペックは抑え目といいつつも、最新のOSが利用でき、基本的な作業やゲームについては卒なくこなすことができるので、子供用やサブiPhoneとしては、コスパが良く非常に優秀です。

iPhone SE(第2世代)ではダメな人

こんな人にはおすすめできません
  • 重い3Dゲームをガンガンプレイする人
  • 外でもiPhoneを手放さず使い続ける人
  • カメラ(特に夜景撮影)にこだわりがある人
  • 都市圏に住んでおり、5Gの恩恵を受けたい人

iPhone SE(第2世代)は、iPhoneのヘビーユーザーにはおすすめできません。

なぜなら、スペックは必要十分ではあるものの、重い作業を軽くこなせるほどハイスペックではないためです。

また、カメラにこだわりがある人にも不向きです。

iPhone SE(第2世代)はシングルカメラであり、超広角カメラや望遠カメラを搭載していません。

これらの機能を使いたい場合は、iPhone SE(第2世代)は適切ではないでしょう。

さらに最近では5Gのカバーエリアも大幅に拡大しています。

iPhone SE(第2世代)は5Gに非対応ですので、5Gの恩恵は必ずしも大きくないですが、どうしても5Gを使いたいという人のニーズは満たすことができません。

iPhone SE(第2世代)を安く買う方法

iPhone SE(第2世代)の最大のメリットは、3万円を切る価格で購入することができるという点です。

iPhone SE(第2世代)は公式からの新品の発売は打ち切られており、入手するためには中古品、もしくは未使用品を購入する必要があります。

中古のiPhone SE(第2世代)はどこで買うのがおすすめなの?

中古iPhone専門店で買うことを強くおすすめします!

iPhone SE(第2世代)を安心に安く買う方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

iPhone SE(第2世代)以外のiPhoneを安く買う方法については、こちらの記事で紹介しています。

中古iPhone専門店で買うと安いのは分かったけど、どのサイトが特に安いんだろう…?

当サイトには、中古iPhoneの価格を一括で検索するサービスがあります。

こちらのページから、条件・価格帯を指定して、中古のiPhone SE(第2世代)の最安値を横断検索することが可能です。

サイトにもよりますが、3万円を切る価格で、iPhone SE(第2世代)の中古美品を購入することが可能です。

中古のiPhone SE(第2世代)を購入する際に気を付けるべきポイント

中古のiPhone SE(第2世代)を購入する際に気を付けるべきポイントについて解説します。

主に気を付けるべきポイントとして、

  1. ネットワーク利用制限
  2. SIMロック
  3. バッテリーの劣化
  4. 悪意のある前所有者が入れたウイルス

が挙げられます。

これら4つの注意点を回避するためにも、中古iPhoneの専門店での購入をおすすめしています。

詳細な解説については、こちらの記事を合わせてご覧ください。

iPhone SE(第2世代)以外のおすすめiPhone

日常的にiPhoneで重い作業をしたいから、iPhone SE(第2世代)では物足りないかも…

という方に、iPhone SE(第2世代)以外のおすすめ機種をご紹介します。

コスパ抜群、高性能【iPhone SE 第3世代】

iPhone SE(第2世代)では物足りない方に最もおすすめできるiPhoneは、後継機種であるiPhone SE(第3世代)です。

iPhone SE(第3世代)は「A15 Bionic」と呼ばれるSoC(スマホの脳みそにあたる部分)を搭載していますが、これは最新のiPhone 14と同じものです。

そのため、動作がキビキビしており、非常にパワフルなスマホとなっています。

一方で、価格が第2世代よりも高くなっていることに注意する必要があります。

第3世代の64GBモデルの場合、およそ4万円代中盤くらいの価格になっています。

第2世代であれば3万円を切る価格で購入できることを踏まえると、2万円ほど高くなっていることが分かります。

価格は高くなっていますが、その分スペックも上がっているので、スペックを重視する人にとっては、払う価値がある差額です。

iPhone SEの第2世代と第3世代の主な違い

最も大きな違いは、チップがA13からA15へと進化していることです。

これにより、マルチコア性能が2.1倍上昇(Geek bench 5)しており、動作感も大幅に向上しています。

またバッテリーもやや大きくなっており、外出時の使用でも安心感が上昇しています。

さらに大きなポイントとして、5Gに対応した点が挙げられます。

最近は5Gのカバーエリアも拡大しつつあるため、この恩恵にあずかれる機会も多くなりつつあります。

また当然ですが、第3世代の発売は第2世代よりも後ですので、使える期間も長くなる傾向にあります。

iPhone SE 第3世代は2026~2027年頃までは安心して使い続けることができるでしょう。

その他のおすすめiPhone

中古スマホにおすすめなiPhoneはこちらの記事で分かりやすく解説しています。

合わせてご覧ください。

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