2023年9月にiPhoneの最新機種であるiPhone 15シリーズが発売されました。
前機種であるiPhone 14から大幅に変更された点は決して多くはなく、あくまでもマイナーアップデートに留まるにも関わらず、円安の影響などもあり価格は上昇しています。
もう新しいiPhoneは手に届かないような値段だよ…
じゃあちょっと前のiPhoneにも目を向けてみませんか?
iPhoneは非常に長く使えるように設計されているため、旧モデルのiPhoneを購入するというのも、とても有力な選択肢になってきます。
本記事では、最新モデルに比べて大幅に安く買える中古iPhoneの中から、用途別にオススメの機種を厳選してご紹介しています。
ぜひご自身の目的に合った中古iPhoneを選んでみてください!
中古iPhoneに詳しくなくても、価格帯に分けて丁寧にご紹介しているので、必ずピッタリのiPhoneが見つかります。
オススメの中古Androidスマホを紹介した記事もあるので、中古Androidスマホに興味がある方は併せてご覧ください。
中古iPhoneの選び方
中古iPhoneを選ぶ際に大切なのは、
- iPhoneを使ってやりたいこと
- いくらくらいの予算で購入するのか
をあらかじめはっきりとさせることです。
iPhoneを使ってやりたいことを明確にしよう
例えば、iPhoneを使って
- LINEでのメッセージ
- メール
- ブラウザを使って、ニュースを見る
といった軽い作業しかしないのであれば、古めの機種でも必要十分です。
一方で、
- 高画質な写真を撮りたいと思っている
- 原神のような重めの3Dゲームをやりたいと思っている
- 簡単な動画の編集をしたいと思っている
といった場合、新しめのiPhoneを選ぶ必要があります。
まずは、中古iPhoneで何をしたいか明確にすることが大事なんだね!
中古のiPhoneにかけられる予算を明確にしよう
次に中古iPhoneにかけられる予算について考えましょう。
iPhoneで何をしたいのかを考えるのと同様に、予算の相場感をあらかじめ持っておくことも大切です。
例えば、iPhone 13の中古品は、最安でも8万円以上します。
そのため、予算内で、やりたいことが最も実現できるiPhoneを選ぶことが大切になります。
なお、価格とiPhoneでできることの対応はおおよそこちらの表のようになっています。
価格帯 | 特徴 |
---|---|
~5,000円 | 低スペックかつ、発売から長い時間が経った中古スマホがメイン。 OSのアップデートが打ち切られていることも多く、メイン使いには向かない。 >>【格安】5000円以下で買えるおすすめ中古スマホ |
5,000円~2万円 | 発売からそれなりに時期がたった、比較的低スペックな中古スマホが購入できる。 LINEやwebブラウジング(インターネット閲覧)といった簡単な作業であればこなせるが、ゲームをするなどといった重い作業はできない。 >>【2万円以下】オススメの中古スマホを4つ厳選! |
2万円~5万円 | 機種をきちんと選べば、それなりに重い作業でもできる。しかし、3Dゲームや動画編集といったガッツリとした作業には向かない。 |
5万円~8万円 | 新品の現行スマホの未使用品を購入することができる。 スペック的に不足を感じる人はほとんどいなくなる。最もオススメできる価格帯。 |
8万円~ | 相当スペックの高い中古スマホを購入できる。 一般的にここまで高い中古スマホを購入する必要はないが、新しいiPhoneなどのハイスペックのスマホがどうしても欲しい人向けの価格帯。 |
そう言われても、結局どのiPhoneを選べば良いのか全然分からないよ!
この記事で、予算別におすすめのiPhoneを丁寧に解説していくよ!
中古iPhoneはどこで買うのがオススメ?
おすすめのiPhoneを紹介する前に、中古iPhoneはどこで買うのが良いかを先に解説します。
中古のiPhoneはメルカリとかのフリマサイトで買ってる人が多いイメージだけど…
実はフリマサイトで中古iPhoneを購入するのは、意外と上級者向けなんです。
中古iPhoneの専門店がオススメ
結論から言えば、中古iPhoneは、中古iPhone専門店で購入するのが最もおすすめです。
中古iPhoneを買うのにおすすめの場所について、こちらの記事で詳しく解説しています。
中古iPhone専門店の中で、特に中古スマホを買うのにオススメの店は
- イオシス
- にこスマ
- ハピネスネット
です。
理由としては、どのサイトもとにかく安く、かつ保証が充実している点が挙げられます。
イオシス・にこスマの詳細については下の記事をご覧ください。
ハピネスネットについては、こちらの記事で詳細にレビューをしています。
これらのサイトの主な傾向としては、
- イオシスは比較的安いが、iPhoneのバッテリーの劣化度合いを確認できない
- にこスマは比較的高いが、バッテリーの劣化度合いをはじめ、iPhoneの情報を詳しく知ることができる
- ハピネスネットは、安さに強みがある
という特徴があります。
中古iPhoneはすぐに売れてしまうため、価格変動が激しいです。
本記事に記載している価格はあくまでも目安であることにご留意し、リンク先でご自身で価格をご確認ください。
また、安い中古iPhoneを見つけたら、売り切れる前に急いで購入することをオススメします。
また本サイトでは、中古iPhoneの最安値の最新情報を
- 機種
- 状態(キズ等)
- 価格
から絞って検索できる、非常に便利なサービスを提供しています。
合わせてご活用ください!
フリマサイトで中古iPhoneを購入するのは?
多くの方は、中古iPhoneを購入するとしたら、メルカリやラクマといったフリマサイトが真っ先に選択肢に挙がると思います。
しかし、フリマサイトでの中古iPhoneの購入はあまりオススメできません。
こちらの記事で詳しく紹介していますが、中古iPhoneを購入する場合、ネットワーク利用制限や初期不良といったトラブルに遭遇する可能性がありますが、フリマサイトでは特に保証がありません。
つまり、運悪く不良品などを購入してしまった場合、泣き寝入りになる可能性が高いのです。
そのため、当サイトでは中古スマホ販売店での購入を強くおすすめしています。
フリマサイトで中古iPhoneを購入すると、最安値で購入できることがあるというメリットはあります。
しかし、ネットワーク利用制限といったワードを聞いてピンと来ない方にはおすすめできません…
ここからは、おすすめの中古iPhoneの機種についてご紹介していきます!
【迷ったらこれ】コスパ抜群、高性能【iPhone SE 第3世代】
中古iPhoneでどれを買うか迷った場合、iPhone SE(第3世代)を選んでおけば、失敗することはないでしょう。
そもそもiPhone SEシリーズは、iPhoneの廉価版として発売されているシリーズで、デザインはiPhone 8などといった、小型のiPhoneを踏襲しています。
そのため、iPhone 14などとは異なり、指紋認証付きのホームボタンを搭載しています。
iPhone SE(第3世代)は「A15 Bionic」と呼ばれるSoC(スマホの脳みそにあたる部分)を搭載していますが、これはiPhone 14と同じものです。
そのため、動作はキビキビしており、非常にパワフルなスマホとなっています。
中古iPhone SE(第3世代)のメリット・デメリット
- 最新機種と同一のA15チップを搭載
- 軽量かつ小型なので、手の小さい人にも使いやすい
- ホームボタンを搭載しており、指紋認証を利用できる
- iPhone SE(第2世代)に比べて、カメラ品質向上&5G対応
- 画面がやや小さく、SEシリーズに慣れていないと違和感があるかも
- 中古スマホにしては、やや割高かも
iPhone SE(第3世代)はいつまで使える?
いくらパワフルっていっても、iPhone SE(第3世代)の中古はそう長く使えないんでしょ?
中古だから寿命が短いというのは、大きな勘違いです!
iPhone SE(第3世代)は2022年3月に発売されましたが、一体いつまで問題なく使えるのでしょうか?
使用する人や、使い方によってスマホの寿命は大きく異なりますが、iPhone SE(第3世代)は2026~2027年頃までは問題なく使えると考えられます。
そのためまだまだ現役であり、長く使える中古iPhoneとして、非常におすすめできます。
iPhone SE(第3世代)がいつまで使えるかは、こちらの記事で解説しています。
iPhone SE(第3世代)の中古価格
iPhone SE(第3世代)は2023年現在、Apple公式から継続して発売されています。
Apple公式価格は、表の通りです。
容量 | 価格 |
---|---|
64GB | 62,800円 |
128GB | 69,800円 |
256GB | 84,800円 |
一方で、中古iPhone専門店で購入した場合の目安は以下の通りです(記事執筆時点)。
サイト | 価格 |
---|---|
イオシス | 46,800円 |
にこスマ | 57,800円 |
ハピネスネット | 44,800円 |
iPhone SE(第3世代)を安く買う方法については、こちらの記事でより詳しく解説しているので、あわせてご覧ください!
とにかく価格の安い小型端末が欲しい!【iPhone SE2】
iPhone SE(第2世代)は、中古iPhoneで最も人気のある端末の1つです。
今どきのiPhoneは縦長のシルエットですが、iPhone SEシリーズは昔ながらのスマホの形を保っています。
具体的には、2017年発売のiPhone 8とほぼ同一のフォルムとなっています。
外観はやや古風なデザインですが、指紋認証が未だに搭載されている唯一のシリーズで、処理能力も現行機種にそれほど劣らないパワフルさを兼ね備えており、非常に根強い人気を誇る端末です。
中古のiPhoneを買おうと思ったら、まず筆頭に挙がる良端末です。
中古iPhone SE(第2世代)のメリット・デメリット
- 比較的新しいSoCであるA13チップを搭載
- 軽量かつ小型なので、手の小さい人にも使いやすい
- 指紋認証を利用できる
- おサイフケータイ(モバイルSuicaなど)を利用できる
- 5Gに非対応
- iPhone SE(第3世代)よりはカメラの機能が低い
iPhone SE(第2世代)はまだ現役?
iPhone SE(第2世代)は非常にコスパに優れた端末ですが、人によってはスペックが物足りないと感じるかもしれません。
具体的には、重い作業をしたり、外出先でゴリゴリiPhoneを使用したりする人にはあまり向いていない可能性があります。
iPhone SE(第2世代)がまだ現役で使えるか、いつまで使えるかが気になる人は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
iPhone SE(第2世代)の中古価格
iPhone SE(第2世代)は、2022年3月に後継機種であるiPhone SE(第3世代)が発売されたことで、Apple公式では発売が停止しています。
Apple公式の発売開始時の定価は以下の通りです。
容量 | 価格 |
---|---|
64GB | 49,280円 |
128GB | 54,780円 |
256GB | 66,880円 |
iPhone SE(第2世代)は中古iPhone専門店で安く、保証つきで購入することができます。
参考価格は以下の表のとおりです。
購入場所 | 価格 | 保証 | バッテリー残量 |
---|---|---|---|
Apple公式 (参考) | 49,280円 | – | – |
イオシス | 18,800円 | 表示なし | |
にこスマ | 22,400円 | 表示あり | |
ハピネスネット | 23,000円 | 表示あり |
ものによりますが、中古製品であれば定価の40%ほどの価格で買えることになります。
iPhone SE(第2世代)を安く購入する方法については、こちらの記事で分かりやすく解説しているので、合わせてお読みください。
こちらのリンクから、各中古iPhone専門店に飛ぶことができますよ!
定価よりも割安なiPhoneが欲しい【iPhone XR】
iPhone XRは2018年に販売開始したスマートフォンです。2021年をもって新規発売は終了しています。
iPhoneは、6回のOSアップデートを受けることが多いので、前例に倣えばiPhone XRは2024年頃までメジャーアップデートを受けることが出来ます。
iPhone SEとは異なり、全面ディスプレイとなっているので、外見はより近代的となっています。
一方、4年前の端末というだけありA12という比較的古いSoCチップを搭載しているので、現行機種ほどの高い処理能力は期待できません。
しかし、重いゲームなどの高いスペックが要求されることをしないのであれば、コスパが非常に高くなると言えます。
中古iPhone XRのメリット・デメリット
- 定価のおよそ70%引きの価格で購入できる
- 重い作業をしないのであれば性能は必要十分
- おサイフケータイ(モバイルSuicaなど)にも対応
- 全面フルディスプレイなので、パッと見では最新機種との区別が簡単につかない
- 5Gに非対応
- 最新機種に比べるとスペック・カメラ性能が劣る
iPhone XRの中古価格
iPhone XRは現在Apple公式からは発売されていません。
公式発売時の定価は以下の通りです。
容量 | 税込価格 |
---|---|
64GB | 93,280円 |
128GB | 99,880円 |
中古サイトでの販売価格も合わせて解説します。
容量 | イオシス | にこスマ |
---|---|---|
64GB | 27,800円 | 32,500円 |
128GB | 33,800円 | 33,000円(Cグレード) |
iPhone XRの定価と比べると、およそ3分の1の価格で購入できるので大変オトクになっています。
マスクしながら顔認証を使いたい【iPhone 12】
iPhone 12は本記事で紹介しているiPhoneの中で最も新しい端末です。
そのため、最新機種であるiPhone 14と比べた時のスペック差は非常に小さくなっています。
具体的には、
- iPhone 12ではA14というSoCが搭載されているが、iPhone 14では1世代新しいA15が搭載。
- iPhone 14では暗所撮影や手ぶれ補正の強化など、カメラ性能で進化
といった差があります。
つまり、裏を返すと根本的な成長というのがこれといって見られないんですよね…
Appleは1年間隔という短いスパンで新機種を出すことを迫られているせいで、これといった新しい強みを打ち出せていない印象。
iPhone 12は
- マスクを着用しながらの顔認証(Face ID)
- たった1世代前のA14チップを搭載
- 十分優秀なカメラ
を搭載しており、価格を重視する人からすれば魅力的な選択肢です。
中古iPhone 12のメリット・デメリット
- 最新機種に全く引けを取らない高性能
- マスクをしながらFace ID(顔認証)を利用できる
- 5Gに対応
- おサイフケータイ(モバイルSuica等)に対応
- 使い終わったときに、買取価格が比較的高いと予想される
- 中古iPhoneにしては高価
iPhone 12の中古価格
iPhone 12は現在でもAppleから新品が販売されています。
定価は以下の通りです。
容量 | 税込価格 |
---|---|
64GB | 92,800円 |
128GB | 99,800円 |
256GB | 114,800円 |
中古サイトでの販売価格も合わせて解説します。
容量 | イオシス | にこスマ |
---|---|---|
64GB | 62,800円 | 77,000円 |
128GB | 69,800円 | 84,000円 |
256GB | 82,800円 | ― |
iPhone 12の定価と比べると、最大30%引きほどで購入できます。
割引額は他のiPhoneに比べると小さいですが、時間が経っても値下がり幅が小さいということは、使い終わった時のリセールバリュー(売却価格)も高いということなので、実質的にはそれほど割高ではないと言えそうです。
高くても高性能なiPhoneが欲しい【iPhone 13】
iPhone 13シリーズは2021年9月に発売されました。
その中でも、無印のiPhone 13(他にはiPhone 13 miniやiPhone 13 Proがあります)は、最も基本的なモデルです。
デザインはiPhone 12を継承しており、ほとんど変化はありません。
しかし、ノッチ(液晶画面上部の黒い切り欠きのこと)が20%小さくなり、表示領域がやや広くなりました。
また、SoC(スマホの脳みそ)がA15 Bionicに進化し、特にGPU性能が向上しています。
そのほかにも、シネマティックモードに新たに対応し、被写体の状況に合わせ、フォーカスを適切に調節してくれるようになりました。
それにより、まるで映画のような映像が撮影できます。
中古iPhone 13のメリット・デメリット
- iPhoneの中で、最もハイスペックな端末の一つ
- iPhoneとしての弱点が特に存在しない
- 使い終わったときに、買取価格が高い
- 中古iPhoneにしては高価
- 5Gに対応しているが、ミリ波には非対応
iPhone 13の中古価格
iPhone 13はAppleから新品が販売されています。
定価は以下の通りです。
容量 | 税込価格 |
---|---|
128GB | 107,800円 |
256GB | 122,800円 |
512GB | 152,800円 |
新しい機種ということもあって、相当高いですね…
中古iPhoneを取り扱っているサイトでの販売価格をご紹介します。
容量 | イオシス | にこスマ |
---|---|---|
128GB | 89,800円 | 95,000円 |
256GB | 97,800円 | 108,200円 |
512GB | 144,800円 | 116,300円 |
このように、Apple公式で購入するよりも、最大で2万円以上iPhone 13を安く購入することが可能です。
注意!おすすめできません【iPhone 8】
iPhone 8は2017年9月に発売されました。
近年では、中古スマホランキングを席巻し続け、「中古iPhoneといえばiPhone 8」と言われていました。
しかし、iPhone 8はもうおすすめしません。
というのも、iPhone 8は最新OSである「iOS 17」のバージョンアップの対象外となったためです。
OSのアップデート対象外になると、どんなデメリットがあるの?
iOSに提供される新しい機能を、今後受け取ることができなくなります!
なお、セキュリティーのためのアップデートは、iOSのアップデートとは別に提供されるため、すぐにiPhone 8にセキュリティー上の問題が発生するわけではありません。
しかし、今後も使い続けることを考えると、iPhone 8は必ずしもおすすめできる機種でなくなってしまったのは事実です。
iPhone 8がだめだったら、どの機種を選べば良いの?
iPhone SE(第2世代)が有力な代替候補になります。
iPhone SE(第2世代)は、iPhone 8より2世代新しいSoC(スマホの脳みそにあたる部分)を搭載しており、スペックが向上しています。
加えて、デザインはiPhone 8と大きくは異ならないため、iPhone 8のようなホームボタンを搭載したデザインが好みの方にも人気です。
そして何よりも、iPhone 8とiPhone SE(第2世代)の価格差は5,000円程度です。
そのため、今後使うことや、日々の快適な操作などを考えると、iPhone SE(第2世代)を購入するのが得策でしょう。
オススメの中古iPhoneまとめ
以上、オススメのiPhoneを厳選してご紹介しました。
万人におすすめできる中古iPhoneは、iPhone SE 第3世代です。
一方で価格を抑えたい方には、iPhone SE 第2世代や、iPhone XRなどが割安でおすすめです。
価格が高いiPhoneを、安く買いたいという方には、iPhone 12、iPhone 13といった新しめの機種がおすすめとなっています。
本記事を参考に、自分の目的に合致したiPhoneを選んでみてください!
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